New Face紹介(2024年2月)

2月の世界株式は、中国金融当局による相場支援策に加え、欧米の好調な企業決算への期待から強含みでスタート。米CPI(消費者物価指数)が予想以上の伸びを見せたことから、市場では米利下げの開始時期が後ずれするとの見方が広がり、中旬に調整する場面もみられたものの、その後、米半導体大手の好調な決算に加え、中国金融当局への更なる政策期待も追い風となり、下旬にかけて、上昇基調となりました。
堅調な相場環境を背景に欧米の主要株価指数が高値を更新したほか、日本でも日経平均株価が1989年12月の史上最高値を34年ぶりに更新しました。
新NISA導入に向けて、昨年9月以降、高水準の新規設定が続いてきましたが、2月の新規設定ファンド(ETF、マネープールを除く)は設定本数が前月比4割減の21本、設定額は7割減の221億円と、本数・金額ともに大幅減となっています。2月の新規設定は例年低水準になる傾向が見られますが、資金が比較的集まりやすい「債券持ち切り運用型」などの設定がなかったことも影響しています。
2024年2月 新規設定分類別比率
こうした中、2月の設定額第1位は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券取扱の「ブランディワイン米国債券戦略ファンド」。米ドル建ての信用力の高い債券に対して、「市場環境に応じたデュレーション調整」と「割安かつ魅力度が高い銘柄に投資」を組み合わせた運用方針が評価され、(為替ヘッジあり)(為替ヘッジなし)の両コースを合わせて、新規設定ファンド全体の3割強にあたる81億円の資金を集めました。
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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