New Face紹介(2024年3月)

3月の世界株式市場では、米利下げ観測の後退により米欧の長期金利が上昇したことを受け、相対的に高値で推移していたテクノロジー株が売られ、市場は弱含みとなりました。しかし、月末には米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を5会合連続で据え置くと発表したことや、利下げの見通しが年内に3回行われるという情報が浮上したことなどを受け、市場は堅調に推移しました。
国内株式市場に目を向けると、日銀が17年ぶり利上げを行ったものの、当面は緩和的な金融政策が続くとの期待から、日経平均株価が一時的に最高値を更新しました。しかし、為替市場では円が売られ、約34年ぶりの水準まで円安ドル高が進行しました。
3月の新規設定ファンドは、前月から微増の24本でしたが、設定額は5倍超の1,256億円(ETFを除く)となりました。特筆すべきは、2月の設定額第1位であるアムンディアセットが設定した「インド小型厳選株式ファンド」です。このファンドは、SMBC日興証券が募集取扱を行い、人口世界一に踊り出たインドの成長力に対する期待感から今月の募集額の4分の1超にあたる334億円の資金を集め、今年の新規設定ファンドの中では2番目の規模となっています。
2024年3月 新規設定分類別比率
また、今月も持ち株型ファンドが資金を集める傾向が続いていますが、リスク選考の高まりも見られ、多様な資産を投資対象とする投資家のリスク選好の姿勢が反映されています。
※新NISA対象は2024年3月末時点
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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