「フィデリティ・新興国中小型成長株投信が4位」2024年4月資金流入額速報（推計値）

2024年4月  資金流入額（推計値）ランキング（除くＥＴＦ）
（資金流入額＝設定額－解約額)

「フィデリティ・新興国中小型成長株投信（エマージング・ハンター）」が4位にランクイン

資金流入額上位3ファンドは前月と同じファンド、同じ順位となりました。上位2ファンドが、年初から徐々に流入額が減少しているのに対し、3位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Ｄコース毎月決算型（為替ヘッジなし）予想分配金提示型」の資金流入額は増加傾向にあり、資金流入額の差が縮まっているのも前月と同様です。

前月4位の「インベスコ世界厳選株式オープン＜為替ヘッジなし＞（毎月決算型）（世界のベスト）」は6位に後退しています。代わって4月に新規設定された「フィデリティ・新興国中小型成長株投信（エマージング・ハンター）」が4位にランクインしています。

「フィデリティ・新興国中小型成長株投信（エマージング・ハンター）」は、新興国の国内経済の長期的な成長トレンドから恩恵を受ける中小型企業の株式等を主要投資対象としています。

「日経２２５ノーロードオープン」が久々にランクイン

日経平均株価に連動した投資成果を目指す「日経２２５ノーロードオープン」が5位にランクインしました。

「日経２２５ノーロードオープン」は、個人投資家に人気が高く、常に一定額以上の追加設定がありますが、短期の利益確定を目的にした投資家も多いため、解約も嵩みがちです。その為、設定額の割には資金流入額のランキング上位に顔を出すことは多くありません。昨年末から上昇のピッチを上げ3月には40,000円台を付けた日経平均株価は、4月には、調整色を強めました。そのような環境で、押し目買い狙いの追加設定が増加する一方で、利益確定の解約が減少したことが、資金流入額上位にランクインした要因と言えそうです。

8位にランクインした「楽天日本株４．３倍ブル」も同様に考えられます。

【関連記事】

□「3月新規設定ファンドが2ファンドランクイン」2024年３月資金流入額速報（推計値）

□「世界の半導体関連株ファンドが2ファンドランクイン」2024年2月資金流入額速報（推計値）

□「 オルカンが3か月連続トップも一択ではない！？」2024年1月資金流入額速報（推計値）