New Face紹介(2024年8月)
8月の世界株式市場は月初、軟調な米経済指標の発表が相次いだことで景気後退を警戒し、大幅下落でスタートしました。一時的にリスクオフの動きが強まりましたが、その後、過度な懸念が和らぐとともに株価は反発し、中旬には7月の米消費者物価指数(CPI)が2021年以来の低い伸びを記録したことが市場にとって好材料となり、月初の水準にまで回復しました。さらに下旬には、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がジャクソンホールでの講演で、9月の利下げの可能性について言及したことで、上げ幅を拡大する展開となりました。
こうした中、8月の新規設定ファンドは、設定本数16本(ETF除く)と前月から5本増えましたが、設定額を見ると全体的に小粒の設定が多く、413億円にとどまりました。
2024年8月 新規設定分類別比率

8月の第1位は、横浜銀行と第四北越証券が募集取扱を行った「HSBCグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2024-08(限定追加型)(グロタ2024-08)」が155億円の資金を集め、「持ち切り型ファンド」が首位を占めました。
8月の世界株式市場は短期的なボラティリティが高まり、リスクオフの動きも見られましたが、旺盛な積立投資ニーズから、既存設定ファンドへの投資は継続しています。一方で、9月末の自民党総裁選挙や11月の米大統領選挙などマーケットの動向を左右する内外の政治イベントを前に、運用開始前の新規設定ファンドに対しては、投資家の慎重な姿勢が伺える結果となりました。
※新NISA対象は2024年8月末時点
※設定額100万円未満のファンドが0で表示
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
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