金（ゴールド）の投資対象としての価値

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、相場が荒れています。このような状況になると金（ゴールド）の注目度が上がります。投資の世界では、金（ゴールド）は代替（オルタナティブ）資産として、コモディティの代表格です。現物や先物で取引できますが、ＥＴＦを使えば手軽に取引ができます。

金（ゴールド）にはその価値を世界共通で理解されている、通貨や国の信用力などの影響を受けにくいといった性質があるため、世の中が不安定になった時には、価格が上がるという傾向があります。同様にインフレに対しても対抗力が強く、インフレ時には連動して価格が上昇する傾向があります。

つまり、有事の際の備えとして保有しておくと良い金融資産と言えます。

では、金（ゴールド）は、資産運用にとっても良い金融資産なのでしょうか。

金（ゴールド）は経済活動から直接に恩恵を受ける資産ではありません。株や債券、不動産といった金融資産は、企業や社会の経済活動によって配当や金利利息、賃料収入などの収益を得ることが期待できますが、金（ゴールド）にはそのような性質はありません。このため、金（ゴールド）の将来的な価格を予測することはできないのです。

このため、金（ゴールド）は多くの場合、分散投資をする際に組み入れる対象資産の一つという位置づけです。

金（ゴールド）に価格連動する要素が入っているファンドは以下の16本のファンドです。

このうち、ファイン・ブレンド（毎月分配型）、ファイン・ブレンド（資産成長型）（日興）、分散名人、分散名人（国内重視型）（ちばぎんＡＭ）、ブレンドシックス（スカイオーシャン）は、組入資産が金（ゴールド）だけではない、いわゆるバランスファンドになります。金（ゴールド）を組み入れることで、有事の際の備えをしてくれているファンドであり、投資家自身が別途、金（ゴールド）を保有していなくとも、安心ができるファンドといえます。そして、ここで上げたバランスファンドいずれもが、レーティングの星4つ以上と、いいパフォーマンスを出しています。注目してみてはいかがでしょうか。

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