アンモニア カーボンニュートラル実現の切り札
燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しない「アンモニア」が次世代エネルギーとして注目されている。政府が掲げる「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする」目標を達成するためには太陽光や風力といった再生可能エネルギーの導入を進めるとともに、水素を含む多様な手法を追求する必要がある。
アンモニアへの関心が高まっている理由のひとつが、クリーンエネルギーに位置づけられる水素の輸送媒体として役立つ可能性があるからだ。アンモニアの分子式は「NH3」で水素(H)と窒素(N)で構成されていることから、大量輸送が難しい水素を既に輸送技術が確立しているアンモニアのかたちに変換して輸送し、利用する場所で水素に戻すという取り組みが進められている。
燃料需要で巨大市場創出へ
加えて、近年では燃料としての研究開発も行われ、火力発電や工業炉、船舶などへの直接利用の可能性も高まっている。特に火力発電への直接利用では、アンモニア専焼(アンモニア火力発電)によって発電設備からのCO2排出抑制に大きな効果が期待され、アンモニアと石炭は混焼が容易であることから、まずは石炭火力発電所での利用が見込まれている
経済産業省やエネルギー関連企業などが参加する燃料アンモニア導入民間協議会が21年2月に公表した資料によれば、仮に国内の大手電力会社が保有するすべての石炭火力発電所で20%の混焼を行えばCO2排出削減量は約4000万トン、石炭火力がすべてアンモニア専焼にリプレースされれば削減量は約2億トンになると試算されている。これまでアンモニアの利用は肥料向けや工業用が主流だったが、今後燃料用としての需要が高まることが予想され、経産省はアンモニア燃料の消費目標を30年に年300万トン、50年に3000万トンと定めている。
注目の再生可能エネルギー関連ファンド
再生可能エネルギー関連で注目したいのは、野村環境リーダーズ戦略ファンドAコース、野村環境リーダーズ戦略ファンドBコース(野村)とGRAN NEXTエネルギー(三菱UFJ国際)そしてクリーンテック株式&グリーンボンド・ファンド(資産成長型)(みらいEarth成長型)、クリーンテック株式&グリーンボンド・ファンド(予想分配金提示型)(みらいEarth分配型)(大和)だ。
『野村環境リーダーズ戦略ファンド』の投資対象とする環境関連企業には、再生可能エネルギー/代替エネルギー、エネルギー効率、水インフラ/水テクノロジー、汚染防止、廃棄物管理/テクノロジー、環境サポートサービス、持続可能な食品関連企業などが含まれるが、投資対象としてはこれらのテーマに限定されることなく、環境関連企業に幅広く投資される。
『GRAN NEXTエネルギー』でのエネルギー関連企業とは、再生可能エネルギー技術・開発、代替燃料、エネルギー効率化、エネルギー貯蓄、エネルギー・インフラを含めた、代替エネルギーおよびエネルギー技術の分野で経済活動を行う企業をいう。
『クリーンテック株式&グリーンボンド・ファンド』のクリーンテック関連企業とは、環境にやさしい輸送手段の利用、代替エネルギーへの移行、より健康的な食生活と持続可能な食糧供給の実現、水資源の保全や再利用、廃棄物削減などを促す活動を事業の中心に据える企業をいう。
これまでのパフォーマンスを比較すると、『野村環境リーダーズ戦略ファンド』が最も良いパフォーマンスとなっている。
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | 野村環境リーダーズ戦略ファンドAコース | 野 村 |
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2 | 野村環境リーダーズ戦略ファンドBコース | 野 村 |
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3 | クリーンテック株式&グリーンボンド・ファンド(資産成長型)(みらいEarth成長型) | 大 和 |
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4 | クリーンテック株式&グリーンボンド・ファンド(予想分配金提示型)(みらいEarth分配型) | 大 和 |
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5 | GRAN NEXTエネルギー | 三菱UFJAM |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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