New Face紹介(2023年6月)

6月の世界株式は、米債務上限問題を巡る懸念が後退したことに加え、6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の金利据え置き観測が台頭したことを好感して、中旬にかけて上昇傾向となりました。FOMCでは予想通り利上げが見送られたものの、年内2回の追加利上げの可能性や中国の景気先行き懸念などが相場の重石となり、下旬にかけてやや調整する場面も見られました。
こうした中、6月の投資信託の新規設定(ETF除く)は、前月の低調ぶりを払拭するかのように設定本数が4倍超の37本、設定額は1.5倍弱の1,532億円(概算)となりました。
6月の設定額第1位は、601億円の資金を集めた持ち切り型の「GSグローバル社債ターゲット2023-06(限定追加型)(ワンロード2023-06)」、第2位にはグローバル株式型の「GSワールド・シフト株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)(shiftWIN)」がランクインし、「GSワールド・シフト株式ファンドAコース(限定為替ヘッジ)(shiftWIN)」と合計で400億円近くの資金を集め、GSアセットの好調ぶりが目立ちます。
2023年6月 新規設定分類別比率
6月21日には投信協会から新NISAの成長投資枠の対象商品1,032本(上場投資法人37本含む)が発表され、来年1月の制度開始を前に年末にかけて、今後7回に分けて対象商品を追加公表される予定で、資産運用に向けて関心が否応なく高まるなか、今後も投信会社の積極的な商品設定が見込まれます。
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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