New Face紹介(2023年3月)

3月の世界の株式市場では、米中堅銀行の経営破綻やスイス金融大手の救済買収などの金融不安が広がったことで投資家のリスク回避姿勢が強まり、中旬にかけて株価は下落しました。
しかし、迅速な支援策の発表に加え、経営破綻した米中堅銀行の買い手が見つかったことなどもあり、月末にかけて金融システム不安は和らぎました。
こうした流れを受けて、株式市場は米国を中心に月末にかけて上昇基調となりました。
こうした中、3月の投資信託の新規設定(ETF除く)を見ると、設定本数は前月から31本増加の48本、設定本数は大幅に増えたものの、投信会社による少額での自己設定が多かったため、設定額は前月から1割増の821億円(概算)に止まりました。
2023年3月 新規設定額分類別比率
3月の設定額第1位は、三菱UFJ国際投信が設定した「先進国好利回りCBファンド2023-03(限定追加型」。
投資対象地域の分散、信用リスク、価格水準、残存期間、流動性等を勘案しつつ、日本を含む先進国市場において相対的に利回りが高いと判断されるCB(転換社債)に投資を行うファンドです。(為替ヘッジあり)(為替ヘッジなし)の両コースで、今月の募集額の6割近い536億円(概算)の資金を集めました。
景況感の先行きに不透明感が広がるなか、元本と利子を確保しやすい満期までの保有を前提とした運用を行う「持ち切り型」ファンドが人気を集める状況が続いています。
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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