花粉症対策 対策グッズの市場規模は1000億円超
花粉症は、スギなどの花粉によって起こるアレルギー疾患のひとつ。スギ花粉は冬の終わりから春にかけて多く飛散し、このほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50 種類の植物が花粉症を引き起こすとされる。多くの人が毎年悩まされており、対策グッズの市場規模は1000 億円以上ともいわれている。
環境省によると花粉症のメカニズムは、体内に侵入した花粉を異物と認識し、この異物(抗原)に対する抗体を作り、再度侵入してきた花粉を排除しようとして、くしゃみや鼻水、涙といった症状が出るもの。花粉が体内に入ってもすぐに花粉症になるわけではなく、アレルギーの素因を持っていない人は花粉症にはならないが、アレルギー素因を持った人が数年から数十年にわたって花粉を浴びるとやがて抗体が十分な量になり、その抗原に対して過敏な状態となることで、花粉症が発症する。近年は飛散する花粉量が増加しているため、過敏な状態になるまでの期間が短くなり、小さな子供でも花粉症にかかるようになっている。
飛散シーズン目前で注目
そろそろ気になり始めるのが2020 年の飛散量だが、日本気象協会は19 年12 月5日時点で、スギ花粉の飛び始めは全国的に例年並みで、飛散量は広い範囲で例年より少ないと予測。その根拠として、19 年の夏は全国的に降水量が多く、日照時間が短かったことなどを挙げている。ただ、今後予報が変わった場合に備えて早めの対策をすることが大切で、「備えあれば憂いなし」。マスクを手掛けるシキボウ(3109)やユニ・チャーム(8113)、目薬などを展開するロート製薬(4527)や参天製薬(4536)、「シダキュア スギ花粉舌下錠」を販売している鳥居薬品(4551)、空気清浄機を取り扱うダイキン工業(6367)、花粉情報を提供しているウェザーニューズ(4825)などに注目したい。
医薬品関連ファンド
医薬品に着目し投資をするファンドには、下記のファンドがあります。
❏フィデリティ世界医療機器関連株ファンド(為替ヘッジなし)(フィデリティ)
❏フィデリティ世界医療機器関連株ファンド(為替ヘッジあり)(フィデリティ)
❏ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド(為替ヘッジなし)(ブラックロック)
❏ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド(為替ヘッジなし/年4回決算型)(ブラックロック)
❏ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド(為替ヘッジあり/年4回決算型)(ブラックロック)
❏グローバル医薬品株式ファンド(カレラ)
ブラックロックのファンドは信託報酬が低く設定されているおり、長期投資向きと言える。ただ、取り扱いがSMBC日興証券のみと、販売会社が限定的だ。
※医薬品関連と思われるファンドの内、レーティングが星3つ以上、もしくはレーティングのないもののみをピックアップ
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❏インフルエンザの流行シーズン近づく おすすめの医療関連ファンドとは
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | グローバル医薬品株式ファンド | カレラ |
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2 | フィデリティ世界医療機器関連株ファンド(為替ヘッジあり) | フィデリティ |
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3 | フィデリティ世界医療機器関連株ファンド(為替ヘッジなし) | フィデリティ |
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4 | ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド(為替ヘッジなし) | ブラックロック |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。
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