花粉症対策 新型コロナで変わる飛散シーズン
日本気象協会が1月20日に発表した2021年春の花粉飛散予測(第3報)によると、花粉シーズンは2月上旬に九州や四国、東海、関東の一部でスタートし、スギ花粉の飛散開始は九州から関東まで例年並みか早く、東京のスギ花粉の飛散ピークは3月上旬から下旬になる見通し。飛散量は例年に比べると少ない見込みながら、20年春との比較では九州から関東にかけて多く、四国や東海、北陸で非常に多くなると予想している。
求められる例年以上の対策
国民病ともいわれる花粉症だが、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、今シーズンはこれまで以上に徹底した対策が求められる。花粉症の症状が引き起こす、くしゃみによってウイルスが拡散する恐れがあるほか、つり革などを触った手で目や鼻などの粘膜に触れると新型コロナに感染する可能性があり、目や鼻にかゆみの症状が出る患者は要注意。また、花粉の飛散とともに使用量が増えるマスクやティッシュを適切に処理しなければ、それが新型コロナの感染源となることも考えられる。花粉症によって新型コロナの感染者が更に拡大するという事態を避けるためには、例年以上に症状改善への取り組みやくしゃみによる拡散防止が重要となる。
関連銘柄としては、花粉・飛沫99%カットのフィルターを採用したマスクを扱うダイワボウホールディングス(3107)、花粉症対策の目薬「アルガード」シリーズを販売するロート製薬(4527)、アレルギー性鼻炎薬「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」などを手掛けるツムラ(4540)、独自の空気浄化技術「ストリーマ技術」を持つダイキン工業(6367)、医療用不織布を製造販売する小津産業(7487)など。加えて、ドラッグストアチェーンを展開するカワチ薬品(2664)やクスリのアオキホールディングス(3549)などにも注目したい。
注目のヘルスケア関連ファンドとは
ヘルスケア関連ファンドで注目したいのは、グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型)(日興)だ。ヘルスケア関連ファンドは43本あるが、その中で唯一レーティングが最高評価の星5つを獲得している。このファンドは、ゲノム技術に関連するビジネスを行なう企業およびゲノム技術の恩恵を受ける企業の株式に投資を行う。ゲノム関連ビジネスを行なう企業には、ゲノム解析やゲノム編集を用いた製品の開発・サービスなどを提供する企業がある。
このファンドは、12の金融機関で取り扱われている。
»グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型)の販売会社
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型) | 日 興 |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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