「上位ファンド不変も資金流入額は減少」2024年8月資金流入額速報（推計値）

2024年8月  資金流入額（推計値）ランキング（除くＥＴＦ）
（資金流入額＝設定額－解約額)

資金流入額が減少したファンドがほとんど

上位４ファンドは、前月と同じファンドとなりました。但し、月前半の株式市場の影響があったのか、資金流入額は減少しています。資金流入額の減少は、設定額が減少したためか、解約額が増加したためなのかは、速報値のため不明です。

前月比で資金流入額が増加したのは、新規設定の「ＨＳＢＣグローバル・ターゲット利回り債券ファンド２０２４－０８（限定追加型）（グロタ２０２４－０８）」を除くと、10位の「ＳＢＩ日本株４．３ブル」のみです。

安定志向のファンドにも一定のニーズ

前月10位以内のアクティブファンドでは「ＨＳＢＣインド・インフラ株式オープン」、「野村世界業種別投資シリーズ（世界半導体株投資）」、「グローバル・ロボティクス株式ファンド（年２回決算型）」がランク外となり、替わって「楽天・Ｓ＆Ｐ５００インデックス・ファンド（楽天・Ｓ＆Ｐ５００）」、「楽天・Ｓ＆Ｐ５００インデックス・ファンド（楽天・Ｓ＆Ｐ５００）」、「日経２２５ノーロードオープン」がランクインしています。

8位には、8月新規設定の「ＨＳＢＣグローバル・ターゲット利回り債券ファンド２０２４－０８（限定追加型）（グロタ２０２４－０８）」が入りました。当ファンドは、ファンドの信託期間終了前に満期償還や早期償還が見込まれる債券に投資する、債券持ち切り型のファンドです。債券持ち切り型のファンドは、満期までの期間が短いためNISAの対象外とななりますが、安定志向の資金の受け皿として一定のニーズがあるようです。

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