New Face紹介(2025年2月)

2月の世界株式市場は、中国のAI技術の成長や景気刺激策への期待、欧州企業の好調な決算が下支えとなる一方、米国のトランプ政権による関税政策や、利下げが当面見送られるとの見方が相場の重石となり、不安定な値動きが続きました。特に月末にかけては、米国経済の減速懸念や関税政策の変動により、先行き不透明感が強まり、利益確定の売りが優勢となった結果、市場は総じて軟調な展開となりました。
スペース
2025年2月 新規設定分類別比率

一方、投資信託市場を見ると、2月の新規設定ファンド(ETFを除く)は29本で、前月のほぼ2倍に増加しました。設定額も前月比80%増の1,131億円となり、1か月ぶりに1,000億円の大台に乗せています。例年2月の新規設定は低調になりがちですが、今年はそのイメージを覆す結果となっています。
スペース
2月の設定額トップで、大台突破に貢献したのは、野村アセットマネジメントの「野村マッコーリー・プライベート・インフラ・ファンド」です。今後の人口増加と都市化に伴う新たなインフラ需要を見込んだ魅力的なプライベート・インフラ投資(主に非上場インフラ企業の株式への投資)が評価され、今月の資金流入額の75%にあたる851億円を集めました。
第2位は、HSBCアセットマネジメントが設定した「HSBCグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2025-02(限定追加型)<愛称:グロタ2025-02>」。信託期間終了前に満期を迎える米ドル建て債券に投資するファンドで、「債券持ち切り運用型」ファンドが久々のランクインとなりました。
設定日 |
ファンド名 |
運用会社 |
設定額 (百万円) |
NISA 成長投資枠 |
NISA つみたて枠 |
2月3日 |
お金のデザイン |
3,152 |
〇 |
||
お金のデザイン |
1,369 |
〇 |
|||
お金のデザイン |
1,154 |
〇 |
|||
2月4日 |
楽 天 |
1,145 |
|||
2月7日 |
ピクテ |
4,107 |
〇 |
||
楽 天 |
3,256 |
〇 |
|||
2月12日 |
CAM |
164 |
〇 |
||
2月18日 |
大 和 |
1 |
|||
大 和 |
1 |
||||
大 和 |
1 |
||||
2月19日 |
ニッセイ |
1,029 |
〇 |
||
2月20日 |
三菱UFJAM |
196 |
〇 |
||
2月21日 |
野 村 |
85,138 |
|||
野 村 |
9 |
||||
野 村 |
1 |
||||
2月25日 |
HSBC |
10,164 |
|||
2月27日 |
アムンディ |
1 |
〇 |
||
アムンディ |
1 |
〇 |
|||
アムンディ |
1 |
||||
アムンディ |
1 |
||||
2月28日 |
ファイブスター |
1,665 |
〇 |
||
ニッセイ |
156 |
〇 |
|||
イーストスプリ |
67 |
〇 |
|||
イーストスプリ |
63 |
〇 |
|||
三井住友DS |
50 |
〇 |
〇 |
||
三井住友DS |
50 |
〇 |
〇 |
||
三井住友DS |
50 |
〇 |
〇 |
||
三井住友DS |
50 |
〇 |
〇 |
||
三井住友DS |
50 |
〇 |
〇 |
※新NISA対象は2025年2月末時点
スペース
【関連記事】
配信元:NTTデータエービック
このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
新着記事
最近見た銘柄
ファンド名 | 基準価額 | 前日比 |
---|---|---|
インデックスファンド日本株式(DC) | 38,992円 | 396円 |
投資信託ランキング
3月の投資信託おすすめ銘柄5選
人気記事ランキング
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト