「テトラ・エクイティの資金流入額が大幅増加」10月資金流入額速報(推計値)

2020年10月 追加型株式投資信託 資金流入額(推計値)ランキング(除くETF)
(資金流入額=設定額-解約額)
2020年10月は、欧米での新型コロナウィルス感染の再拡大や、米大統領選挙を控え、米国を中心とする先進各国の株式市場は調整色を強めましたが、投信の資金資金流入額の状況は、大きな変化はなく、引き続き米国を中心とするグローバル株式型への資金流入が継続しました。
資金流入額1位は680億52百万円の資金流入となった「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG))」です。
新規設定の7月から4か月連続の1位です。
合わせて1,115億57百万円で、実質的に9月のトップとなった「 ティー・ロウ・プライスグローバル・テクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) 」(9月 資金流入額 617憶01百万円)、「ティー・ロウ・プライスグローバル・テクノロジー株式ファンドAコース(為替ヘッジあり)」(9月 資金流入額 498億56百万円)は、新規設定後、買付けの受付を停止しており、10月はランク外となりました。
それに入れ替わる形で、野村証券の取扱いの新規設定ファンド「野村環境リーダーズ戦略ファンドAコース」と「野村環境リーダーズ戦略ファンドBコース」が、7位と8位に入りました。
順位 | ファンド名 | 運用会社 |
月間資金流入額 (百万円) |
10月末純資産総額 (百万円) |
1 | グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) | AM-One | 68,052 | 658,362 |
2 |
デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) | 日 興 | 61,327 | 287,970 |
3 | テトラ・エクイティ | 三井住友DS | 44,160 | 169,819 |
4 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 | アライアンス | 38,543 | 600,150 |
5 | 投資のソムリエ | AM-One | 23,617 | 329,980 |
6 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型 | アライアンス | 22,280 | 284,020 |
7 | 野村環境リーダーズ戦略ファンドAコース | 野 村 | 19,807 | 19,368 |
8 | 野村環境リーダーズ戦略ファンドBコース | 野 村 | 19,713 | 19,170 |
9 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際 | 14,255 | 170,695 |
10 | auAM未来都市関連株式ファンド(為替ヘッジなし) | auアセット | 13,196 | 12,314 |
「テトラ・エクイティ」は、9月の3位から10月は3位までランクアップしています。資金流入額も279億25百万円から441憶60百万円と大幅に増加しています。
「テトラ・エクイティ」は、米国株式市場の「4つのトレンド」に着目し、トレンドを捉える4つの戦略(日中トレンド戦略、月初トレンド戦略、月中トレンド戦略、月末トレンド戦略)の組合せにより収益の獲得を目指して運用しています。実質的に米国の株価指数先物取引を機動的に活用して、各戦略に基づき、ロング(買い)ポジション、ショート(売り)ポジションを構築していきます。
「テトラ・エクイティ」とNYダウを比較したのが下のチャートです。
コロナショック時には、各戦略に基づくショート(売り)ポジションが、基準価額の上昇に寄与したようです。
7月以降、順調に資金が流入しています。
【関連記事】
❑「ティー・ロウ・プライスグローバル・テクノロジー株式Fが実質トップ」9月資金流入額速報(速報値)
❑「国際株式型Fに継続して資金流入 異彩を放つ投資のソムリエ」8月資金流入額速報(推計値)
❑「未来の世界(ESG) ゼロ・コンタクトなど新規設定ファンドが上位」 7月資金流入額速報(推計値)
配信元:NTTデータエービック
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 三菱UFJAM |
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2 | デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) | 日 興 |
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3 | グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) | AM-One |
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4 | ティー・ロウ・プライスグローバル・テクノロジー株式ファンドAコース(為替ヘッジあり) | Tロウプライス |
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5 | ティー・ロウ・プライスグローバル・テクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) | Tロウプライス |
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6 | auAM未来都市関連株式ファンド(為替ヘッジなし) | auアセット |
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7 | 野村環境リーダーズ戦略ファンドAコース | 野 村 |
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8 | 野村環境リーダーズ戦略ファンドBコース | 野 村 |
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9 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型 | アライアンス |
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10 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 | アライアンス |
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11 | 投資のソムリエ | AM-One |
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12 | テトラ・エクイティ | 三井住友DS |
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このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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