ESG投信概況 2022年2月

2022年2月 ESG投信概況
2022年2月に新たに設定されたESG投信
2022年2月に新たに設定されたESG投信は、ありませんでした。
2月 月間資金流入額
44億86百億円
2月 月間資金流入額 上位5ファンド
ファンド名 | 運用会社 | 分類 |
資金流入額 (百万円) |
脱炭素関連世界株式戦略ファンド(資産成長型) | 三井住友トラスト |
グローバル株式型(無ヘッジ) E(環境) |
4,251 |
脱炭素ジャパン | 野 村 |
国内株式・フリー型 E(環境) |
2,254 |
脱炭素関連世界株式戦略ファンド(予想分配金提示型) | 三井住友トラスト |
グローバル株式型(無ヘッジ) E(環境) |
2,113 |
グローバルESGバランスファンド(為替ヘッジなし)年2回決算型(ブルー・アース) | 野 村 |
国際バランス・安定成長型 ESG(全般) |
1,709 |
イノベーティブ・カーボンニュートラル戦略ファンド | 三井住友DS |
グローバル株式型(無ヘッジ) E(環境) |
1,678 |
上位5ファンドのESG分類は、4ファンドがE(環境)特に「脱炭素」に着目したファンドとなりました。
資金流入額トップは、引き続き「脱炭素関連世界株式戦略ファンド(資産成長型)」ですが、資金流入額は、42億51百万円と、前月の資金流入額83億26百万円と、ほぼ半減しています。
資金流入額の減少は、他のファンドも同様です。
資金流入額の減少は、資金流入上位ファンドだけでなく、広くESG投信にも及んでいる模様であり、ESG投信全体の2月の資金流入額は、44億86百万円にとどまりました。
月間資金流入額推移
月間の資金流入額が50億円以下となったのは、2020年6月以来です。
2020年7月に「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG))」の大型新規設定もあり、月間資金流入額は、4,149憶94百万円を記録しました。その後、安定的に1,000億円以上の資金流入が続いていましたが、2022年に入り、1,000億円割れとなり、2月はさらに減少しました。
2月は継続していた新規設定が止まったこともあり、ESG投信が曲がり角を迎えているように見えますが、2月の資金流入の大幅減少は、米国の金融引き締めに対する警戒に加え、ロシアのウクライナ侵攻など投資環境の影響が大きいものと思われます。
2月決算(分配金)情報
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配信元:NTTデータエービック
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このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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