New Face紹介(2022年2月)

2月の株式市場は、米国を起点としたインフレ懸念を受けた先進国の金融政策の正常化に向けた動きに対する警戒感が広がり、月初から軟調な推移となりました。
加えて、中旬以降は、ロシアによるウクライナ侵攻による地政学リスクの高まりから、原油価格の上昇が、受給悪化に伴う景気後退や更なるインフレ進行への懸念に拍車をかけ、株価の下落基調が目立つ展開となりました。
こうした中、2月の投信設定(ETF除く)は、設定本数こそ、26本と前月から7本増加したものの、外部環境の悪化から、設定額は前月からほぼ半減となる96億円(概算)。
新型コロナウィルスの感染拡大が顕在化した2020年4月以来の低水準に止まり、昨年12月から続く減少傾向に歯止めがかかっていません。
2022年2月 新規設定分類別比率
今月もラップ向け投信が半数以上を占める中、第1位となったのはちばぎんアセット設定の「グローバル厳選バランスファンド(投資のはぐくみ)」。
目標リターン年率2.5%に対し、最も投資効率の良い資産配分を算出し、分散効果を高めた運用を行うことで、29億円(概算)を集め、地方銀行グループ会社の投信会社が第1位となりました。
次いで第2位にランクインしたのは、野村証券取扱の「インベスコ世界消費関連成長株ファンド」。
世界の消費トレンドの変化に着目したうえで消費関連銘柄に投資を行い、(為替ヘッジあり) (為替ヘッジなし)の両コースで、24億円(概算)の資金を集めました。
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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