『純資産総額過去最高を更新！国際株式型Fが資金流入をけん引』～2021年5月資金流出入状況から～

2021年5月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信（ＥＴＦ除く）の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、8,821億円増となりました。

資金流入額は高水準続く

設定額は、2兆6,123億円と高水準を維持しています。

解約額は、前月より約1,000億円減少し、償還額も前月よりも低水準であったことから、資金流入額は、前月の5,999億円より約1,000億円増の6,959億円となりました。

運用による増減額は、マイナスにはならなかったものの、2,467億円に留まったことから、純資産増加額は、前月よりも低水準の7,217億円となりました。

2021年5月末の純資産総額は、78兆3,769億円まで伸びています。

投資対象別では、国際株式型が突出

投資対象別の資金流出入額は、4月と同様に国際株式型（資金流入額　6,802億93百億円）が突出しており、国内債券型（資金流入額　754億32百万円）とバランス型（582億99百万円）がプラスを維持しています。

国内債券型は、ラップ口座用ファンドへの資金流入が全体を押し上げた形です、

バランス型は、「投資のソムリエ」の健闘が目立ちます。

年初来の資金流入額上位10ファンドでも、その傾向が読み取れます。

年初来資金流入額　上位10ファンド

【関連記事】

❑『資金流入、運用資産増ともに高水準を維持』～2021年4月の資金流出入状況から～

❑『資金流入継続中！』～2021年3月の資金流出入状況から～

❑『国際株式型Fが純資産総額増をけん引』～2021年2月の資金流出入状況から～