『国際株式型Fが純資産総額増をけん引』~2021年2月の資金流出入状況から~

レポート
配信元:NTTデータエービック
投稿:2021/03/18 17:00
『国際株式型Fが純資産総額増をけん引』~2021年2月の資金流出入状況から~

2021年2月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信(ETF除く)の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、3,837億円増となりました。

 

純資産総額は過去最高を更新

2021年2月の設定額は、1月を若干上回る2兆5,675億円でした。一方、解約額と償還額が1月よりも増加した結果、資金流入額は、1月比1,576億円減少しました。

2月後半に、それまで株式市場をけん引してきたハイテク・情報技術関連株が大きく下げるような局面もありましたが、月間を通した運用増減額は、1兆3,753億円と高水準となりました。

資純資産総額は、資金流入と運用による資産増により1兆5,618億円増加し、過去最高の73兆2,224億円となっています。

 

 

国際株式型以外は資金流出

追加型株式投信の分類別で、2021年2月の資金流出入額を見てみると、資金流入となったのは、国際株式型のみで、その他の分類は全て、資金流出となっています。

最も資金流出額が大きかったのが国内株式型で、約2,000億円の資金流出です。

 

 

純資産総額が70兆円の大台を回復した以降、3か月間の国際株式型と国内株式型の資金流入額と流出額上位ファンドを抽出しました。

(ラップ口座用ファンドを除く、純資産総額は2021年2月末)

 

国際株式型ファンド 資金流入額上位5ファンド 2020年12月~2021年2月

ファンド名 運用会社

資金流入額

(億円)

純資産総額

(億円)

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) AM-One 1,695 9,966
デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) 日 興 1,647 6,036
グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー) 日 興 1,333 9,603
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 アライアンス 845 7,355
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型 アライアンス 803 3,796

 

国内株式型ファンド 資金流入額上位5ファンド 2020年12月~2021年2月

ファンド名 運用会社

資金流入額

(億円)

純資産総額

(億円)

京都企業株式ファンド(資産成長型) 三井住友DS 83 248
企業価値成長小型株ファンド(眼力) AM-One 65 446
いちよしSDGs中小型株ファンド いちよし 56 196
SBI中小型成長株ファンドジェイネクスト(年2回決算型)(jnextⅡ) SBI 50 81
いちよしジャパン成長株ファンド(天の川) いちよし 44 83

 

国際株式型ファンド 資金流出額上位5ファンド 2020年12月~2021年2月

ファンド名 運用会社

資金流出額

(億円)

純資産総額

(億円)

野村インド株投資 野 村 -327 2,844
GSグローバル・ビッグデータ投資戦略Bコース(為替ヘッジなし)(AIブレイン) G S -168 1,075
次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G) 三井住友トラスト -147 6,849
netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) G S -145 6,514
LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型) L M -142 1,974

 

国内株式型ファンド 資金流出額上位5ファンド 2020年12月~2021年2月

ファンド名 運用会社

資金流出額

(億円)

純資産総額

(億円)

ひふみプラス レオス -246 4,373
インデックスファンド225 日 興 -147 1,999
トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド 三井住友DS -138 842
JPMザ・ジャパン(年4回決算型) JPモルガン -109 321
さわかみファンド さわかみ -104 3,263

 

全体像ではなく、上位と下位のみの抽出ですが、傾向は見て取れます。

資金流出額は、国際株式型ファンドと国内株式型ファンドの水準に大きな差はありませんが、流入額には大きな差があります。

国際株式型ファンドの資金流入額上位ファンドは、純資産総額が大きく解約額も膨らんでいますが、それを設定額が大きく上回っているのです。

一方、純資産総額の大きな国内株式型ファンドは、膨らんだ解約額をカバーできず資金流出額も大きくなっているようです。

 

投信全体の純資産総額が順調に過去最高を更新しているのは、国際株式型ファンドのみがけん引しているのが現状です。

今後は、他の分類のファンドへの広がりが、純資産総額が継続して増加していくためのポイントとなりそうです。

 

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配信元:NTTデータエービック

関連銘柄

順位 ファンド名 運用会社 レーティング (1年)
1
JPモルガン
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2
AM-One
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3
SBI
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4
日 興
★ ★ ★
5
日 興
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6
日 興
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7
G S
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8
G S
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9
アライアンス
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10
アライアンス
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11
フランクリン
★ ★ ★
12
三井住友トラスト
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13
さわかみ
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14
いちよし
★ ★ ★
15
いちよし
★ ★ ★
16
野 村
★ ★
17
AM-One
★ ★
18
レオス
★ ★
19
三井住友DS
-
20
三井住友DS
-

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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。

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