New Face紹介（2021年9月）

9月の世界の株式市場は、米連邦公開市場委員会（FOMC）における年内の量的金融緩和の縮小（テーパリング）開始示唆に加え、中国の不動産大手の債務不履行を巡る警戒感が相場の重石となり、欧米株式は軟調な展開となりました。

国内に目を向けると、菅首相による自民党総裁選への不出馬表明を受けた新政権への政策期待に加え、ワクチン接種進展による新規感染者数の減少から、海外投資家を中心に出遅れ感が目立っていた国内株式市場にも見直し買いが入り、大幅に上昇しました。

9月の投信設定は、前月のラップ向けファンドの大量設定の反動から、設定本数は3割弱の22本に減少しましたが、設定金額は6倍超の1,249億円（概算）の大幅増加となりました。

2021年9月　新規設定分類別比率

今月の投信設定では、野村證券取扱の「ティー・ロウ・プライス米国割安優良株式ファンド」のA・B両コースが1位、2位を占め、両コース合わせて今月の設定額の5割超となる687億円（概算）の資金を集め、設定額の大幅増加に貢献しました。

第3位には、米上場企業を含む世界の成長企業に投資する「ベイリー・ギフォード世界成長企業戦略／ＳＭＴ．ＬＮ外国投資証券ファンド（クロスオーバー・グロース）」がランクインしており、米国株式型やグローバル株式型の設定が目を引きます。

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