『12か月連続で資金流入』～2024年5月資金流出入状況から～

2024年5月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信（ＥＴＦ除く）の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は,1兆4,262億円増となりました。

資金流入は12か月連続

2024年５月は、設定額3兆8,131億円、解約額2兆3,564億円、償還額305億円で1兆4,262億円の資金流入となっています。422億円の資金流出となった2023年5月以降、12か月間、資金流入が続いています。

運用による増減額は、2024年4月の497億円から大幅増の1兆5,661億円となりました。5月末の純資産総額は前月末より2兆7,016億円増加し、125兆4,728億円となりました。

過去1年間では、設定額38兆3,153億円、解約額26兆1,884億円、償還額3,253億円で、11兆8,017億円の資金流入となっています。

資金流入をけん引しているのは、海外株式を投資対象とするファンドです。

過去1年間の資金流入額上位10ファンドの主要投資対象は、全て海外株式となっています。

グローバル株式型：4ファンド、北米株式型：4ファンド、インド株式型：2ファンド

過去1年間の資金流入額上位10ファンド（2024年5月末）

過去1年間で最も資金流入したのは、「日本好配当リバランスオープン」であり、資金流入額は1,297億20百万円です。これは全ファンド中、20番目になります。

国内株式を主要投資対象とするファンドの資金流入額上位10ファンドは下表のとおりです。

10ファンドの内訳は、インデックスファンド3ファンド（日経平均連動型2ファンド、TOPIX連動型1ファンド）、アクティブファンド7ファンドとなっています。特に高配当利回り株を投資対象とするファンドが目立っています。

過去1年間の日本株ファンド　資金流入額上位10ファンド（2024年5月末）

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