『国際株式型中心に資金流入継続』　～５月の資金流出入状況から～

2020年5月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。

公募株式投信（ＥＴＦ除く）の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、1,561億円増となりました。

年初から5が月連続で資金流入

4月に比べ、設定額は減少しましたが、それ以上に解約額と償還額が減少した結果、資金流入額は、562億円から1,561億円に増加しました。

運用資産は、引き続き高水準の増加となっています。

資金増減額は、5か月連続の資金流入で、年初来の流入額累計は、1兆0,373憶円となりました。

運用資産増加と合わせて、純資産総額は、60兆円台を回復しています。

年初来、資金流入額上位10ファンド（全ファンド）

上位１０ファンド中、国際株式型が７ファンドと多数を占めています。

複合商品型の２ファンドは、いずれもレバレッジ型バランスファンドです。

国内資産を主要投資対象とするファンドでは、「ダイワＪ－ＲＥＩＴオープン（毎月分配型）　」が唯一ランクインしました。

年初来、資金流入額上位5ファンド（国内株式型）

国内株式型に絞って、年初来の資金流入額上位をみると上位５ファンドすべて、日経平均を対象とするインデックスファンドとなりました。

全ファンドを対象にしたランキングで多数を占めた国際株式型が、アクティブファンド優勢なのと対照的です。

個人投資家に人気の「ひふみプラス」は、３月と４月は資金流入でしたが、１月と２月の資金流出額が大きく、年初来では176億72百万円の資金流出となっています。（５月末純資産総額：5,376憶73百万円）

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