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『コロナショック前と後、資金流入Fの変化』 ~8月の資金流出入状況から~

レポート
配信元:NTTデータエービック
投稿:2020/09/15 15:30
『コロナショック前と後、資金流入Fの変化』 ~8月の資金流出入状況から~

2020年8月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信(ETF除く)の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、818億円増となりました。

 

純資産総額はコロナショック前の水準を回復


2020年8月は、設定額17,558億円に対し、解約額16,597億円、償還額142億円で、818億円の資金流入となりました。

7月の資金流入額4,905億円に比べると、約4,000憶円流入額は減少しています。

 

運用による増減額は、25,077億円と高水準になり、純資産総額は66兆0,125億円まで回復しました。

コロナショックによる市場下落前の1月末以来の66兆円台です。

 

 

コロナショック前と後の資金流入上位ファンド


投信全体としては、コロナショック以前の水準を回復しましたが、コロナショックの前と後で、資金流入上位ファンドに変化にどんな変化があったのかを調べてみました。

 

コロナ前は、2019年9月から2020年2月の6か月間、コロナ後は、2020年3月から2020年8月の6か月間です。

 

コロナショック前6か月間(2019/9~2020/2)の資金流入額上位10ファンド

ファンド名

運用会社

設定日

資金流入額

(百万円)

8月末純資産総額

(百万円)

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ピクテ 2005/2/28 310,719 973,860
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) 日 興 2018/10/4 265,335 377,126
ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) Tロウプライス 2019/12/27 239,252 387,922
グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型) 日 興 2018/10/4 153,578 207,510
東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(円奏会) 東京海上 2012/11/19 115,245 665,243
マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド(スマレバ) 大 和 2019/11/12 105,107 149,661
GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズBコース(為替ヘッジなし)(nextWIN) G S 2020/2/25 101,685 194,033
次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G) 三井住友トラスト 2017/12/15 99,554 593,646
東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)(円奏会(年1回決算型)) 東京海上 2014/11/10 95,318 287,868
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 アライアンス 2014/9/16 93,545 573,474

 

コロナショック後6か月(2020/3~2020/8)の資金流入上位10ファンド

ファンド名

運用会社

設定日

資金流入額

(百万円)

8月末純資産総額

(百万円)

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) AM-One 2020/7/20 493,411 523,928
デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) 日 興 2020/7/31 159,527 170,689
netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) G S 1999/11/29 111,833 581,945
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 アライアンス 2014/9/16 107,526 573,474
HSBCグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2020-07(限定追加型) HSBC 202/07/31 78,623 77,726
投資のソムリエ AM-One 2012/10/26 78,044 269,819
ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) Tロウプライス 2019/12/27 75,026 387,922
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 2018/7/3 71,999 149,481
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ピクテ 2005/2/28 70,333 973,860
ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) 大 和 2004/5/18 66,662 315,741

 

コロナ前のグローバル株式ファンド、レバレッジ型バランスファンド、バランスファンドから、コロナ後は、より米国を中心したグローバル株式ファンドへの集中が顕著になっています。

 

コロナ前1位、コロナ後も9位に入っている「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」は、他のグローバル型ファンドが、グロース志向が高いのに対して、当ファンドの主要投資対象は高配当の公益株であり、バリュー投資の色彩が高いのが特徴です。

運用期間も長く、グローバル株式ファンドの中では、相対的に安定した運用成果を残しており、一定の投資家の支持が定着しているようです。

 

コロナ前、3ファンドがランクインしていたレバレッジ型バランスファンドは、コロナ後には大きく後退し、上位10ファンドから姿が消えました。

各レバレッジ型バランスファンドの運用期間は長くなく、参考にするべきファンドもない中、マーケットが大きく変動した際に基準価額への影響が想定しずらい状況でした。

コロナショック時とその後の回復局面の基準価額の動きが、投資家の想定外の動きだったのかもしれません。

但し、コロナ後、各国の政策金利は一段と低下しており、レバレッジ型バランスファンドの存在意義は、より高まっているとも考えられます。

各ファンドの投資対象、投資比率とレバレッジからくる価額特性をコロナショック前後の基準価額の推移を十分確認しておく必要があるでしょう。

 

安定志向のバランスファンドの代表格「東京海上・円資産バランスファンド(演奏会)」は、毎月決算型、1年決算型ともにランクインしていましたが、コロナ後は、「投資のソムリエ」に入れ替わった形です。コロナショック時には、下落を抑え、その後も基準価額が回復してることが、安定志向の投資家に選考されているポイントと言えるでしょう。

 

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配信元:NTTデータエービック

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順位 ファンド名 運用会社 レーティング (1年)
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アライアンス
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3
三菱UFJ国際
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4
三井住友トラスト
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5
AM-One
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6
日 興
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7
大 和
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8
ピクテ
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9
東京海上
10
東京海上
11
日 興
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12
大 和
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13
G S
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14
AM-One
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HSBC
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