instruction みんかぶ投信 使い方

『米国株式の調整で純資産総額は半年ぶりの減少』 ~9月の資金流出入状況から~

レポート
配信元:NTTデータエービック
投稿:2020/10/15 14:30
『米国株式の調整で純資産総額は半年ぶりの減少』  ~9月の資金流出入状況から~

2020年9月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信(ETF除く)の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、4,234憶円増となりました。

 

2020年9月資金流入額は、設定額が1兆9,622億円と8月の1兆7,558億円から約2,000億円増加したのに対し、解約額と償還額の合計が、8月に比べ1,350億円減少した結果、8月比3,416億円増加しています。

 

一方、運用による増減額が、6,683億円の減少となったことから、純資産総額は、4,420億円の減少となっています。

純資産総額の減少は、コロナショックの影響で7兆2,457億円の減少となった3月以来、半年ぶりです。

 

9月の株式市場は、日本がほぼ横ばいであったのに対して、米国は、月初に高値を付けた後、調整局面となりました。

株式投信は、米国を中心とするグローバル株式型ファンドへの資金流入が顕著になっており、全体の純資産動向も、米国株式の影響を受け易くなっているようです。

 

米国株式への資金シフト状況を確認するため、年初来の資金流入額と資金流出額の上位5ファンドを抽出してみました。

 

 

年初来 資金流入額上位 5ファンド (単位:百万円)

順位 ファンド名 運用会社 分類

資金流入額

9月末純資産総額

1   グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) AM-One グローバル株式型(無ヘッジ) 575,297 602,908
2 デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) 日 興 グローバル株式型(無ヘッジ) 207,282 214,403
3 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 アライアンス 北米株式型(無ヘッジ) 194.098 578,292
4 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ピクテ グローバル株式型(無ヘッジ) 171,846 962,311
5 ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) Tロウプライス 北米株式型(無ヘッジ) 170,079 372,237

 

 

年初来 資金流出額上位 5ファンド (単位:百万円)

順位 ファンド名 運用会社 分類

資金流出額

9月末純資産総額

1 ひふみプラス レオス 国内株式・フリー型 ▲134,908 484,271
2 グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型) 日 興 グローバル株式型(無ヘッジ) ▲78,767 79,366
3 モビリティ・イノベーション・ファンド BNYメロン グローバル株式型(無ヘッジ) ▲76,583 107,623
4 野村インド株投資 野 村 インド株式型 ▲69,022 265,375
5 ロボット・テクノロジー関連株ファンド-ロボテック- 大 和 グローバル株式型(無ヘッジ) ▲64,526 219,265

 

資金流入、流出ともに、グローバル株式型が見立ちますが、資金流出額上位のグローバル株式型ファンドが、投資対象を特定の業種や投資テーマを絞っいるのに対し、流入額上位は、企業の成長力に注目して銘柄選別をするファンドが多くなっています。

 

流入額上位には、米国株式型が2ファンド入っています。

また、グローバル株式型も、米国株式への投資比率が最も高いことから、米国株式の動向が投信全体の純資産額に及ぼす影響が、より高まっていることが窺われます。

 

 

米国株式への投資比率(9月末)

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) ・・・ 73.3%

デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) ・・・ 66.2%

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ・・・ 64.0%

 

 

【関連記事】

『コロナショック前と後、資金流入Fの変化』 ~8月の資金流出入状況から~

『新規設定F中心に資金流入』 ~7月の資金流出入状況から~

『半年ぶりに資金流出』 ~6月の資金流出入状況から~

 

 

配信元:NTTデータエービック


ページTOPへ