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『運用による資産増加額は過去最高』 ~11月の資金流出入状況から~

レポート
配信元: NTTデータエービック
投稿:2020/12/15 11:00
『運用による資産増加額は過去最高』 ~11月の資金流出入状況から~

2020年11月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信(ETF除く)の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、4,526憶円減となりました。

 

解約額が膨ら み資金流出


設定額は、1兆9,088億円と10月比で増加したものの、解約額がそれを上回る2兆3,533億円となり、償還額と合わせて4,526億円の資金流出となりました。

資金流出は、2020年6月以来、5か月ぶりです。

 

運用益は過去最高


11月は、日経平均が29年ぶりの高値、米国株式も史上最高値を付けるなど大きく上昇しました。

内外の好調な投資環境を背景に、投資信託全体も順調に運用資産を増加させました。

1か月間の資産運用による資産増加額、4兆4,807億円は、過去最大です。

 

また、年初来の通算でも、10月末時点の1兆8,148憶円の運用資産減から、2兆6,659億円の運用資産増に転じています。

 

 

運用資産増に寄与したファンドは?


昨年末と比べて11月の基準価額の上昇で、多くの投資家が評価益となったことになります。

11月の運用資産増加額に寄与したファンドを確認してみましょう。

純資産総額1,000億円以上のファンドで、基準価額の上昇率が大きかったファンドを抽出しました。

上昇率の計算には、分配金は考慮していません。

 

11月 基準価額上昇率 上位10ファンド(11月末純資産1,000憶円以上)

ファンド名 運用会社 上昇率

純資産総額

(百万円)

グローバルAIファンド 三井住友DS 18.88% 297,256
モビリティ・イノベーション・ファンド BNYメロン 16.93% 103,659
LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型) L M 16.79% 195,810
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) ピクテ 16.12% 118,514
グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー) 日 興 15.32% 699,311
ワールド・リート・オープン(毎月決算型) 三菱UFJ国際 15.28% 140,924
ニッセイ日経225インデックスファンド ニッセイ 15.07% 165,544
日経225ノーロードオープン AM-One 15.06% 132,338
インデックスファンド225 日 興 15.02% 196,094
ニッセイ豪州ハイ・インカム株式ファンド(毎月決算型)(ラッキー・カントリー) ニッセイ 15.02% 141,156

 

上昇率上位の2ファンドは、新技術関連のファンドです。その2ファンドより上昇率は低いものの「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」は、純資産総額が約7,000億円あり資産増加額への寄与度は最も大きいと言えるでしょう。

 

29年ぶりの高値水準となっている日経平均連動型のインデックスファンドが3本並んでいます。

また、コロナショック後の戻りが悪かった、REITファンドやエマージング株式ファンド、オーストラリア株式ファンドなどの基準価額も回復しています。

 

純資産総額1,000億円以上(11月末)のファンドで11月の基準価額上昇率(分配金除く)がマイナスとなったのは、「テトラ・エクイティ」▲8.24%、「トレンド・アロケーション・オープン」▲0.11%、「ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)」▲0.10%、「SMBCファンドラップ・日本債」▲0.01%、の3ファンドのみでした。

 

コロナショック後、いち早く基準価額が回復したファンドが、引き続き堅調だったことに加え、それまで出遅れていたファンドの基準価額も回復したことによる、全員参加型での運用資産の大幅増加といえそうです。

 

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配信元:NTTデータエービック

このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。

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