New Face紹介 （2020年11月）

11月の世界の株式市場は、米国大統領選挙の重要イベントを消化した安堵感に加え、新型コロナウイルス向けワクチンの治験で高い有効性を示す結果が相次いだことで景気回復期待が強まりました。

また、金融緩和策が継続するとの観測から金利上昇が限られたことも支援材料となり、ＮＹダウが史上初めて３０００ドルを超えるなどリスク選好一色の展開となりました。

しかし、資金流入が継続していた投信マーケットも相場過熱の警戒感が利益確定売りを誘い、5カ月ぶりに資金流出超となったほか、11月の投信設定も設定本数が前月の4割程度となる16本、設定額も568億円（概算）に止まりました。

11月新規設定額　分類別比率

当月の資金導入が目立ったのは、1位の座こそ他ファンドに譲ったものの、（資産成長型）（予想分配金提示型）の2コースであわせて216億円の資金を集めた「京都企業株式ファンド」。

専門性や強みを高め、世界に先駆けて独自技術製品を開発してきた歴史をもつ京都府、滋賀県に本社を置く企業を中心に投資を行います。

7月以降、新規設定ファンドはグローバル株式型の設定が大半を占める展開が続いていましたが一服。

脱炭素社会を巡り、ＥＳＧ関連銘柄を投資対象とするファンドの設定が続くものの、一方で新たな投資テーマの物色が始まる予感がします。

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