「イノベーティブ・フューチャー」が2カ月連続トップ 7月資金流入額速報(推計値)

追加型株式投資信託の7月資金流入額(推計値)ランキングです。(除くETF)
(資金流入額=設定額-解約額)
6月に当初募集で、4年2か月ぶりに1,000億円を超える大型設定となったことで、注目された「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」が、7月も継続募集で引き続き資金が流入し、2カ月連続のトップになりました。
【7月資金流入額 上位10ファンド】
順位 | ファンド名 | 運用会社 |
7月資金流入額 (百万円) |
7月末純資産総額 (百万円) |
1 | グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー) | 日興 | 51,758 | 171,069 |
2 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) | ピクテ | 40,891 | 744,954 |
3 | グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | 日興 | 35,366 | 119,330 |
4 | 次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G) | 三井住友トラスト | 24,194 | 377,286 |
5 | ファンド・マネジャー(国内株式) | 三菱UFJ国際 | 22,949 | 22,960 |
6 | グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型) | 日興 | 18,732 | 58,095 |
7 | 東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(円奏会) | 東京海上 | 18,429 | 617,738 |
8 | ダイワ米国リート・プラス(毎月分配型)為替ヘッジなし | 大和 | 13,899 | 57,868 |
9 | 東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)(円奏会(年1回決算型)) | 東京海上 | 13,457 | 197,016 |
10 | ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) | 大和 | 12,542 | 260,805 |
2位以下は、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」など、ほぼ6月と同様の順位となっています。
今回、注目したのは、資金流入額3位の「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」と6位の「グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型)」です。
決算頻度と分配方針の違いで、2つのファンドになっていますが、運用の内容は同じです。
この2ファンドの資金流入額を合計すると、54,098百万円になり、実質的にはトップになります。
ファンドが設定された2018年10月末の残高は、ともに2億円弱でしたが、今年4月以降、急激に資金が流入し始めています。
「グローバル3倍3分法ファンド」は、日本を含む世界各国の株式、不動産投信(REIT)および債券などに分散投資をするバランスファンドですが、特徴は、株価指数先物および国債先物取引などを活用することで、信託財産の純資産総額の3倍相当額の投資をする点です。
通常のグローバル型のバランスファンドの場合、投資環境によっては資産間の相関が高まるケースがあります。金融市場がリスク・オフになると、株式やREITなどのリスク性資産が売られ、円が買われる(外貨安)という流れになりやすいからです。
「グローバル3倍3分法ファンド」は、先物取引を活用することで為替変動の影響を低減でき、一般的なグローバル型のバランスファンドとは、異なる特性を持つファンドとなっています。
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「イノベーティブ・フィーチャー」が資金流入トップ 6月資金流入額速報(推計値)
配信元:NTTデータ エービック
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | ダイワ米国リート・プラス(毎月分配型)為替ヘッジなし | 大 和 |
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2 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) | ピクテ |
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3 | グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー) | 日 興 |
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4 | 次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G) | 三井住友トラスト |
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5 | グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | 日 興 |
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6 | グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型) | 日 興 |
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7 | ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) | 大 和 |
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8 | 東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)(円奏会(年1回決算型)) | 東京海上 |
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9 | 東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(円奏会) | 東京海上 |
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10 | ファンド・マネジャー(国内株式) | 三菱UFJAM |
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このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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