金投資とJ-REITはどっちがいい?
6月23日にお届けした「金の出番が到来!?」の中で、先行き不透明な状況においては、金に投資するのがいいとお伝えしましたが、その後、金価格がどうなったのか、今後、どうするのがいいか考えてみたいと思います。
6月24日(月)4,838円だった価格は、8%値上がりしました。日経平均と比較すると、いかにいいパフォーマンスかがおわかりいただけるかと思います。特に、日経平均が値下がりすると、金価格は上昇するという、逆相関の関係にあります。
しかし、そんな金を上回り、かつきれいな右肩上がりをしている商品があります。それがJ-REITです。
「J-REITが好調 注目のJ-REITファンドとは」でお伝えしたように、J-REITのパフォーマンスが好調なのです。
上記は、J-REITインデックスの代表的な銘柄、「eMAXIS国内リートインデックス(三菱UFJ国際)」と金の代表的な銘柄「ブラックロック・ゴールド・ファンド(ブラックロック)」を比較したチャートです。
eMAXIS国内リートインデックスが安定的かつ確実に値上がりしていることがわかります。J-REITと比較すると金はあまり上がっていないように見えるかも知れませんが、それでも8%近い値上がりをしているのです。
金がダメなわけではありません。「有事の金」と言われるぐらいなので、世界的な景気減速懸念がある状況では、金を一定金額保有しておくことは、リスクを抑えるためには必要です。ただ、金だけに投資するのではなく、J-REITもポートフォリオに加えておくことで、より安定した運用利回りが出せるのではないかと思います。
金は夏場までは大きく値上がりしていました。ところが、大きく値上がりしすぎたこと、またここ最近相場が落ち着きを取り戻していることから、金価格の上昇に歯止めがかかっている状況なのです。当面、株式相場は落ち着き、値上がりするのではないかという、楽観的な見方も出てきており、こうした状況では、金価格は大きく値上がりすることはないと見られます。
J-REITは景気の影響などは受けるものの、商品の性格が債券に近いことから、株式と比較すると比較的価格変動リスクは低く、貿易問題や為替の影響などには直接的には左右されません。このため、株式相場の不安定さに不安を覚える方には持ってこいの商品と言えます。
【関連記事】
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。
新着記事
最近見た銘柄
投資信託ランキング
6月の投資信託おすすめ銘柄5選
人気記事ランキング
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト