New Face紹介(2022年12月)

12月の世界の株式市場では、前月末の講演でパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げの最終到達点切り上げを視野に入れる発言をしたことなどを受けて、金融引き締めの長期化を警戒して、初旬にかけて株価は下落しました。
その後、米消費者物価指数(CPI)の改善期待から一時的に株価が持ち直したものの、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での2023年末の政策金利見通しの引き上げや、11月の米小売売上高の大幅減などが、改めて景気後退懸念に拍車をかけ、月間では下落する結果となりました。
こうした中、12月の投信設定(ETF除く)は、ブルベア型やバランス型のファンドが複数設定されたこともあり、設定本数は前月から3倍近くの41本、設定額も4倍超の2,485億円(概算)といずれも大幅に増加しました。
2022年12月 新規設定額分類別比率
今月の設定額第1位は、1,205億円と全体の5割近い資金を集めた「シティグループ社債/ダブル・アクセス戦略ファンド2022-12」。設定日から約5年後の満期償還時において、償還価額の元本確保を目指すリスク回避型のファンドです。
景気後退が懸念される市場環境を受けて、2位~5位にかけても社債や転換社債(CB)、ハイブリッド証券など株式以外の比較的リスクの少ない資産に投資するファンドが上位に顔を揃えました。
*設定額が10万未満のファンドは0で表示
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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