New Face紹介(2023年7月)

7月の世界株式は、初旬に調整する場面が見られたものの、その後、米国の消費者物価指数(CPI)の伸び率が2021年以来の小幅にとどまったことを受け、利上げ停止観測に加え、欧米の企業決算や中国の景気刺激策への期待などから、中旬にかけて反発しました。さらに、下旬には、中国共産党の中央政治局会議で示された内需拡大方針が好感され、内外ともに総じて堅調に推移しました。
こうした中、7月の投資信託の新規設定(ETF除く)は、設定本数、設定額とも前月の8割弱にとどまりましたが、設定額は1,219億円(概算)と、3ヵ月連続して1,000億円を上回りました。
2023年7月 新規設定分類別比率
7月の設定額第1位は、SMBC日興証券募集取扱の「半導体関連世界株式戦略ファンド(半導体革命)」。競争の激しい半導体関連産業における勝ち組となりうる企業を「リーダー企業」「ニッチトップ企業」「新世代企業」にタイプ分けしたうえで、半導体銘柄を厳選してグローバルに投資するファンドになります。未来の技術革新を支える半導体産業への期待感を背景に、7月の新規設定額全体の5割近い560億円(概算)の資金を集めました。
引き続き比較的リスクが低い社債や転換社債を投資対象とする「持ち切り型」ファンドも資金を集めており、今月はグローバル株式型、内外の債券型など様々なアセットクラスに分散されています。
※設定額100万円未満は0で表示
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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