『資金流入額は減少するも運用増加額は高水準』 ~4月の資金流出入状況から~
2020年4月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信(ETF除く)の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、562億円増となりました。
運用増加額は高水準
資金流入は年初から継続中ですが、流入額は、562億円と前月3,223億円の2割弱の水準です。
設定額は、過去1年間で最も少なくなっています。
新型コロナの影響による下落に逆張り的な追加設定が増加していましたが、3月中旬に反転したのち、4月も戻り歩調を辿ったことから、安値を買う動きが一巡したものと思われます。
一方、内外の株式市場の回復を受け、運用による資産増加額は、27,824億円と高水準です。
ファンド分類ごとに3月と4月の資金流入額上位ファンドを抽出しました。
【国内株式型】
| ファンド名 | 運用会社 |
3月資金流入額 (百万円) |
| 日経225ノーロードオープン | AM-One |
29,958 |
| インデックスファンド225 | 日 興 | 16,023 |
| MHAM株式インデックスファンド225 | AM-One | 12,352 |
| 三井住友・225オープン | 三井住友DS | 9,656 |
| ストックインデックスファンド225 | 大 和 | 9,102 |
| ファンド名 | 運用会社 |
4月資金流入額 (百万円) |
| ひふみプラス | レオス | 1,864 |
| 三井住友・225オープン | 三井住友DS | 1,104 |
| eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 三菱UFJ国際 | 1,024 |
| DIAM国内株式パッシブ・ファンド | AM-One | 898 |
| 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 三井住友DS | 856 |
3月は上位ファンドすべてが日経平均連動型のインデックスファンドとなりましたが、4月は銘柄が大きく変わっています。
3月にインデックスファンドをとおして安い位置で購入した投資家の一部は、4月に利益確定に動いた可能性が高そうです。
4月の資金流入額トップになったのは「ひふみプラス」です。一時期、資金流出が続いていましたが、流入に転じています。
【国際株式型】
| ファンド名 | 運用会社 |
3月資金流入額 (百万円) |
| ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) | Tロウプライス | 32,576 |
| 次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G) | 三井住友トラスト | 23,073 |
| netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) | G S | 22,911 |
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際 | 20,215 |
| ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) | ピクテ | 15,856 |
| ファンド名 | 運用会社 |
4月資金流入額 (百万円) |
| ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) | Tロウプライス | 14,902 |
| ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) | ピクテ | 11,477 |
| UBS原油先物ファンド | UBS | 11,354 |
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際 | 11,114 |
| netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) | G S | 10,640 |
3月と4月で銘柄の入れ替わりは国内株式型ほど大きくなく、成長期待の中長期資金流入が続いているものと思われます。
「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」は、3月は5位、4月は2位になっています。4月の流入額の落ち込みが相対的に小さく、投資環境に左右されない継続的な買い付けが続いており、当ファンドの人気の根強さが窺われます。
国内株式型がインデックスファンド優勢であるのに対して、国際株式型はアクティブファンドが優勢です。
【バランスファンド】
| ファンド名 | 運用会社 |
3月資金流入額 (百万円) |
| リスクコントロール世界資産分散ファンド(マイスタート) | AM-One | 13,148 |
| マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド(スマレバ) | 大 和 | 8,855 |
| グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | 日 興 | 6,674 |
| ダブル・ブレイン | 野 村 | 6,606 |
| グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型) | 日 興 | 4,958 |
| ファンド名 | 運用会社 |
4月資金流入額 (百万円) |
| テトラ・エクイティ | 三井住友DS | 5,188 |
| マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド(スマレバ) | 大 和 | 3,462 |
| ダブル・ブレイン | 野 村 | 3,344 |
| eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | 三菱UFJ国際 | 2,914 |
| 投資のソムリエ | AM-One | 2,540 |
様々の特性を持つバランスファンドが上位に入っています。
3月、4月ともに上位に入っている「マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド(スマレバ)」と「ダブル・ブレイン」を実質的に運用しているのは、同じ会社(AHLパートナーズ・エルエルピー)です。
4月の資金流入額トップは「テトラ・エクイティ」です。米国の株価指数先物取引を機動的に活用することで、市場が大幅な下落となった3月も、リターンを上げています。
【関連記事】
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配信元:NTTデータエービック
関連銘柄
| 順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
|---|---|---|---|
| 1 | 次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G) | 三井住友トラスト |
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| 2 | 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 三井住友DS |
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| 3 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 三菱UFJAM |
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| 4 | eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 三菱UFJAM |
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| 5 | ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) | Tロウプライス |
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| 6 | グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | アモーヴァ |
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| 7 | インデックスファンド225 | アモーヴァ |
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| 8 | グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型) | アモーヴァ |
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| 9 | eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | 三菱UFJAM |
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| 10 | ストックインデックスファンド225 | 大 和 |
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| 11 | netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) | G S |
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| 12 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) | ピクテ |
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| 13 | DIAM国内株式パッシブ・ファンド | AM-One |
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| 14 | 三井住友・225オープン | 三井住友DS |
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| 15 | ダブル・ブレイン | 野 村 |
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| 16 | マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド(スマレバ) | 大 和 |
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| 17 | 日経225ノーロードオープン | AM-One |
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| 18 | リスクコントロール世界資産分散ファンド(マイスタート) | AM-One |
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| 19 | MHAM株式インデックスファンド225 | AM-One |
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| 20 | 投資のソムリエ | AM-One |
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| 21 | テトラ・エクイティ | 三井住友DS |
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| 22 | UBS原油先物ファンド | UBS |
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| 23 | ひふみプラス | レオス |
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このコラムの著者
NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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