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長期投資のすすめ29~はじめてのコモディティ~

コラム
配信元: ミンカブ・ジ・インフォノイド
投稿:2021/12/15 09:00
長期投資のすすめ29~はじめてのコモディティ~

Commodity(コモディティ)とは辞書で調べると「商品」や「農作物」と記載されています。投資信託の世界では、商品先物市場を通して投資をすることが可能です。この先物取引は歴史を調べると江戸時代の享保15年(1730年)、徳川吉宗の時代に帳合米取引を起源とし、大阪堂島で始まりました。

現在は商品関連市場デリバティブ取引という名称になり、日本取引所グループが運営しています。

年代 商品
戦前 米・塩・生糸・石油・豆・個別株清算取引
~1980年 ゴム(RSS)・豆・砂糖・綿糸・毛糸
~1990年 金・銀・白金
~2000年 とうもろこし・パラジウム・コーヒー・アルミニウム
~2010年 ガソリン・灯油・ドバイ原油・金先物OP・金ミニ
~2020年 電力


様々な商品が対応していることもあり、農作物の生産や流通にも大切なインフラです。一次生産者にとっては、公平で透明性のある価格形成と、価格変動への対応の意味があります。生産者は仕入れと販売価格を特定の値段で固定することができるため、生産物の値段(現物価格)変動によるリスクを抑えることができるのです。

 

先物市場と生活への影響

2021年11月現在、原油価格上昇の影響を受けてガソリン価格が上昇し、我々の生活へも影響を与えています。例えば、ニューヨークのNYMEX(商品先物市場)で売買されるWTI原油先物価格は1980年代から2000年頃までは20ドル~40ドルの間に収まっていましたが、2008年6月末に140ドルを超え、2020年4月中旬には-40ドルまで下落しました。更にそこから約80ドル代まで上昇するなど非常に値動きが激しいことが分かります。WTIはWest Texas Intermediateの略称であり、アメリカの西テキサス方面(テキサス州とニューメキシコ州)で産出されるオイルです。正式にはLight Sweet Crude Oil(硫黄が少なく、ガソリンや軽油になる)と呼ばれています。下記チャートの通り1983年スターで非常に歴史が長く、取引量も多いため新聞やテレビでも参照される指標となっています。

 (出所:リフィニティブ)
 

車を運転される方はガソリン価格の上昇が家計に与える影響についてよくご存じかと思います。企業に当てはめると物流におけるコスト管理の課題となります。

コモディティには大きく分けて、エネルギー・メタル・ソフトコモディティ(農作物)があり、一次生産者である農家やそれを支える銀行等金融機関に加え、市場に流動性を供給しながら売買による収益獲得を目指す投機家と、個人投資家が先物市場には参加しています。

生活への影響という点では、我々が購入するガソリン価格などはこれらの先物市場を参照して決まります。日本にとっては、原油であれば先ほど紹介した北米のWTIやヨーロッパのBrentではなく、地理的に中東産のDubai・Omanが重要な価格指標となりますが、単に現地価格がガソリンスタンドで購入する値段になるわけではありません。

ペルシャ湾でタンカーに積まれた後で、治安の悪いイラン沖ホルムズ海峡やマレー半島のマラッカ海峡を通り約1,200Kmを三ヶ月ほどかけて輸送されます。輸送費以外にも保険など様々な費用が重なります。このドバイ原油は、MINKABUでも確認することも可能です。11/25現在の55,180円を1000で割った55,18円がガソリンなどの原材料費用の単価になります。次回は、これらの先物価格の決まり方を紹介いたします。

https://fu.minkabu.jp/chart/platts-oil

 

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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド

このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)

資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。

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